やや北の国から・・・
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今日はちょっと、真面目はお話。
ま、別に、普段が不真面目な訳ではないんだけど^^; 以前、このブログでも書きましたが、 ヤヤキタ農園が掲げている、『低炭素野菜』について、今回、もっと詳しくご説明をば。 農業(畜産を除く)という産業は、栽培する野菜や穀類がCO2を吸収するという特性上、 第二次、第三次産業と比べて環境負荷が低い産業と思われがちですが、 実際に農業を始めてみると、実はそうではないのでは? と思うことがしばしば。 というのも、現代の畑作業は、そのほとんどが機械で行えるのです。 畑の耕耘から始まり、施肥、マルチ張り、播種、除草、収穫、出荷に至るまで。 農場の規模が大きくなればなるほど、機械の使用率も上がります。 それらの機械の動力源は、主に軽油。 日本の農業は、軽油に支えられていると言っても過言ではないのです。 無農薬栽培ではない、慣行栽培の場合は、これらに加え、 工業製品である農薬と化学肥料を使用するため、 トータルでのCO2排出量は、さらに上がります。 日本の農業は、本当にこれで良いのか? そこで、ヤヤパパは考えました。 もっと環境負荷の低い農場経営はできないものか。 考え抜いた末、行き着いた一つの結論が、『低炭素野菜』です。 畑の準備、栽培、収穫、在庫、販売、出荷、配達の トータルでのCO2排出量を、できるだけ抑える。 それが、『低炭素野菜』の定義です。 具体的には・・・ <畑の準備> ・工業製品である、化学肥料や、除草剤、農薬を使用しない ・工業製品である "マルチ" や "トンネル" は、極力使用しない <野菜の栽培> ・ビニールハウスでの栽培はできるだけ避け、露地での栽培をメインとする ・除草や土寄せの作業は、管理機を使わず、人手で行う <収穫> ・収穫作業は、機械を使わず、人手で行う <在庫> ・野菜の在庫には、冷蔵庫やヒーターを使用しない <販売> ・電子メール、もしくはネットでの注文を基本とし、紙への印刷を必要とするFAXは使用しない ・紙への印字を必要とする、納品書、請求書の発行は行わず、電子メールで代用する ・冷蔵、照明、レジ等の設備を必要とするスーパーでの販売ではなく、 個人宅への通信販売を基本とする ・スーパーで販売する場合は、冷蔵設備への陳列は行わない ・売れ残りや出荷不適合野菜は、産業廃棄物としての廃棄は行わず、 ヤヤキタ家での自家処理(自家消費、もしくは堆肥化)とする <出荷> ・出荷時の梱包には、スーパー等で調達した使用済みダンボールをリユースする ・野菜の個包装は、今後できるだけ減らしていく <配達> ・トラックを使用せず、リアカーでの人力配達を行っている、 クロネコヤマトでの配達とする。 ・クール便は、極力使用しない。 スーパー等で、一日中、冷蔵設備をフル回転し、ガンガン照明されながら販売されている、 農薬・化学肥料を使って栽培された野菜と、 上記の様なポリシーのもと栽培され、販売されているヤヤキタ野菜とでは、 環境に与える負荷が大きく異なる事が、ご理解頂けると思います。 ヤヤキタ農園では、今後も、ヤヤパパの体力が保つ限り、 『低炭素野菜』を掲げて、やっていこうと思っております。 皆様のご理解、ご協力、そしてご賛同を賜れれば幸いです。
by dankichi_21
| 2011-06-09 23:05
| 未分類
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