ナゾ その一から、随分と時間が空きましたが・・・^^;
実は、ヤヤキタ家には、名字の「車」とは別に、
昔から使われている "屋号" があります。
それは・・・
『金田屋』(かねたや)
何故に、金田屋?
うちの田んぼは、たったの1枚だけ。
しかも、水持ちが悪い上に、南側の竹林のせいで日当たりが悪く、
お世辞にも "金の田" とは言い難い・・・。
集落の長老に聞いても、
「さぁ~、なんでだろうねぇ。私も知らないねぇ。」
と。ホントにナゾなのである。
きっと、ご先祖が、
「こんな田んぼでも、がんばって金の田んぼにしてみせるぜ!」
・・・的な意気込みで付けた屋号なのかも^^;
ちなみに、集落の各家には、やっぱり屋号がある。
「鍛冶屋」「藤太屋」「新宅」「本宅」「東」などなど。
そして、集落内の会話では、お互いを名字ではなく、屋号で呼びあう。
金田屋 「ねぇねぇ、東で飼ってる猫って、名前なんだっけ?」
東 「ミルクちゃんだよ。金田屋の猫は?」
金田屋 「うちは、よつばだよ。」
ちなみに、東も、金田屋(うち)も、名字は『車』(笑
同じ名字同士だとややこしいから、屋号をつけたのか?
そうなのか?
でもね。
名字で呼ぶのと、屋号で呼ぶのとでは、
何かちょっと、ニュアンスが違うんですよねぇ。
屋号には、なんか、
その家の、先祖代々もろもろををひっくるめた、
"重み" のようなものがある気が。
ヤヤパパが、この地に戻ってきた時に、
近所のおばあちゃんが、
『金田屋も、いい跡取りが戻ってきて良かったよぉ。
これで金田屋も安泰だわー。』
って言ってくれた時に、
なんか、「金田屋」という家の重みを、
ずっしりと感じた、ヤヤパパなのでありました。